キムジャン
- アティ
- 2019年11月1日
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キムジャンとは、長くて厳しい冬を備える準備をするために、翌年の春先まで食べる分のキムチを漬けておくことです。11月~12月にかけて、天気予報ではキムチ漬けに適した時期を知らせるキムジャン前線が発表されるほど、冬の一大行事です。
春は各家庭がエビや雑魚など、様々な海産物の塩辛を作っておく。夏は天日塩を備えておき、晩夏にはトウガラシを乾燥させ、粉にしておく。晩秋と初冬のキムジャンの季節になると、地域共同体は集まって当該地域のすべての世帯が長い厳冬の間食べるキムチを十分確保できるようにします。
キムジャンはすべて完成するまで1年がかかるといっても過言ではないですね。
キムジャン文化はキムチを漬けて分け合うということ以上に重要な意味を持っています。キムジャンは家族と近所の人たちで一緒にキムチを漬けて分かち合うことで、家族同士が助け合い、近所の人とコミュニケーションをとる機会が生まれます。 みんなで情を分かち合うふれあいの場 、自然と共に生きて行く方法を学ぶことができる文化です。
2013年,その全体がキムジャン文化として,ユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
韓国では、キムジャンの日にかならず食べる料理があります。
それはポッサム(보쌈)。ポッサムとは、厚めの豚肉を茹でて、 薄く切り、漬けたてキムチと一緒に食べる韓国料理です。
次は、そのポッサムのレシピをご紹介いたします。
お楽しみに!
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